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「家族性小児四肢疼痛発作症に対する新規治療薬の研究開発」の医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)への採択および研究活動開始のお知らせ

AlphaNavi Pharma株式会社(代表取締役:小山田 義博、本社:京都市左京区)は、家族性小児四肢疼痛発作症に対する新規治療薬開発のための活動を開始したことをお知らせします。本研究開発は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に採択されています。

 

本事業においては、近年の研究により明らかとなった、ナトリウムチャネルの変異により引き起こされる難治性疼痛疾患を対象として、京都大学・秋田大学との連携により、詳細な疾患の調査・研究を行うとともに、その治療薬として、ナトリウムチャネル選択的阻害剤ANP-230の臨床開発を目指しています。

今後、秋田大学(高橋 勉教授)において小児四肢疼痛発作症の遺伝疫学調査を実施し、京都大学(原田 浩二准教授)のもとで遺伝子変異解析と新たな変異チャネルの機能解析に取り組み、これらの連携を通じANP-230の第1/2相臨床試験に着手する予定です。

 

CiCLEについて

本事業は、産学官連携により、我が国の力を結集し、医療現場ニーズに的確に対応する研究開発の実施や創薬等の実用化の加速化等が抜本的に革新される基盤(人材を含む)の形成、医療研究開発分野でのオープンイノベーション・ベンチャー育成が強力に促進される環境の創出を推進することを目的とした、AMEDによる事業です。

 

 

AlphaNavi Pharma株式会社について

AlphaNavi Pharma株式会社は、疼痛に苦しむ患者様に一日でも早く新薬をお届けし「患者様とそのご家族の笑顔を取り戻す」ことを使命として、創薬型スタートアップ会社として設立しました。

ナトリウムチャネルの変異による希少な難治性疼痛疾患の詳細な研究、患者分布調査、診断基準、診断技術の確立を目指すとともに、その主因となるナトリウムチャネル選択的阻害剤 ANP-230の臨床開発を進め、早期に治療薬の提供を行うことを目指しております。